この記事では、オーブンではなく湯銭を使ったローストビーフの作り方を紹介していきます。
オーブンで焼くのは美味しいですが、ちょっと面倒なんですよね。
そこで、オーブンを使わないローストビーフの作り方を紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
ローストビーフのレシピ
材料 | 分量 |
牛ももブロック | 適量 |
塩 | 肉の重量の1% |
胡椒 | 適量 |
事前に準備しておくこと
- 牛肉は常温に戻しておくこと
- 鍋にたっぷりの水を入れて、沸かしておくこと
ローストビーフの作り方
- 肉に塩・胡椒をする
- フライパンで肉をこんがり焼く
- 肉を袋に入れて湯銭にかける
ローストビーフを湯銭で作る手順は、上記のとおりです。
詳しい手順を確認していきましょう。
手順①牛もも肉に塩コショウをする
牛もも肉にフォークで穴を開けて、塩・胡椒をもみこむようにまぶします。
塩コショウをしたら、5分くらい放置して塩がしみ込んでいくようにしましょう。
手順②牛もも肉の表面をフライパンでこんがり焼く
牛肉の表面をこんがりと焼いて、肉汁を閉じこめましょう。
また、できるだけフライパンは鉄のものを使った方が、焼きやすいですよ。
牛肉を焼く際は、すべての面をしっかり焼きましょう。
そして、フライパンは赤ワインソースを作るのに使うので、洗わないでおきましょうね。
手順③焼いた牛もも肉を袋に入れて湯煎にかける
牛肉の表面を焼き終わったら、少し粗熱を取って袋に入れます(ジップロックを使うと安心)。
沸騰させておいた鍋のお湯につけますが、そのままじゃ熱いので80℃くらいまで下げておきましょう。
あくまで目安ですので、それよりも温度が高くても問題はありません。
逆に低すぎると中心部まで熱が伝わらないため、食中毒の原因にもなります。
お湯の温度は低すぎるよりは熱い方が安心ですよ。
また、たっぷりのお湯を用意することで少ない量のお湯より温度が下がりにくくなり、温度が下がるのを緩やかにしてくれます。
牛肉を入れた袋をお湯に入れて、二十分ほどで出来上がりです。
温度計があれば肉の中心にぶっ刺して、70℃くらいになっていればちょうどよく火が入っているのが分かります。
温度計がなければ金串とかを刺してその熱さで温度を感じ取ったりしますが、その際はやけどに注意しましょう。
時間を短くすることでレア気味にできますが、食品衛生上はきちんと熱を加えておく方が安全ですよ。
出来上がり後に袋の中に少し肉汁が溜まっていますが、赤ワインソースを作るのに使うので取っておきましょう。
赤ワインソースのレシピ
材料 | 分量 |
赤ワイン | 300㏄ |
コンソメ | キューブ1個 |
玉ねぎ | 1/4個 |
オレンジジュース | 50㏄ |
砂糖 | 適量 |
肉汁 | ローストビーフから出たもの |
ブールマニエ (バターと小麦粉を 同量合わせたもの) | 適量 |
玉ねぎはざく切りでもいいですが、濾すことを考えるとみじん切りにしておいた方がいいでしょう。
赤ワインソースの作り方
- 玉ねぎを炒める
- 肉を焼いたフライパンで材料を煮詰める
- 濾す
- ブールマニエで濃度を付ける
赤ワインソースの作り方の手順は上記のとおりです。
詳しくは読み進めて確認してください。
①玉ねぎを飴色になるまで炒める
玉ねぎをフライパンで、あめ色になるまで炒めます。
ここでしっかりとあめ色になるまで炒めることで、甘味が出てコクが増すのでしっかり炒めましょう。
②肉を焼いたフライパンで材料を煮詰める
肉を焼いたときに使ったフライパンに、赤ワイン・コンソメ(キューブ)・炒めた玉ねぎ・オレンジジュース・肉汁を加えて適度に煮詰めます。
赤ワインとオレンジジュースの酸味、コンソメの塩気が残っているので、砂糖を加えて甘みを少しプラスしましょう。
ぶっちゃけ、ワインやオレンジジュースの分量は適当でも大丈夫ですよ(笑)
でも、オレンジジュースを多くすると、味がオレンジジュース色が強くなるので避けましょう。
ワインは余ってるのを使いたかったから、量らずに使ってましたからね。
③濾して玉ねぎなどの塊を取り除く
ボウルにザルをかけて、ソースを濾します。
玉ねぎの甘さを絞るような感じで、水気を絞ったら完了です。
④ブールマニエを加えて濃度をつける
ブールマニエは、バターと小麦粉を半々で混ぜたもので、ソースなどに濃度を付けたい時に使います。
少しずつ加えて、ちょうどいい濃度にしましょう。
そして、皿にローストビーフを盛り付けて、赤ワインソースをかければ出来上がりです。
写真では肉だけですが、下にサニーレタスを敷いたり、クレソンをトッピングしたりすると見栄えがよくなります。
まとめ:ローストビーフは湯銭で簡単に作れる
ローストビーフを作るときは、オーブンを使うと焼き色が付きすぎたり温度管理が大変です。
しかし湯煎で中まで火を通せば、焼き色を気にせずに加熱することができます。
肉の色をそんなに気にしないのであれば、湯煎にかけたら放置しておいても大丈夫ですよ。
こんな感じで手軽に作れるので、ローストビーフ作りに挑戦してみましょう。