オリンパスのミラーレスカメラでオールドレンズ使うために、マウントアダプタを買いました。
というのも、押し入れの中からOMレンズが出てきて、これを使えたらいいのになーって思ったからです。
オールドレンズはマウントアダプタを利用することで、違うマウントにも装着できます。
オールドレンズを利用しようと思っている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
そもそもオールドレンズとは何?
オールドレンズとはフィルムカメラ時代のレンズであり、マニュアルフォーカスのものが多いです。
オールドレンズは、中古なら1万円以下で買えるものも多くあります。
単焦点レンズを使いたいけど高いなーって思っている人は、単焦点のオールドレンズを買ってみるのも選択肢ですよ。
こちらは、OMレンズというオールドレンズになります。
OMレンズは、オリンパスのOMマウントに対応したレンズです。
OMレンズは、OMシリーズというオリンパスのフィルム一眼レフカメラに使われていました。
また、OMレンズは、ほとんどがマニュアルフォーカスです。
オールドレンズはミラーレスでも使える
オールドレンズですが、ミラーレスカメラでも使うことができます。
というか、デジタル一眼レフよりもミラーレスの方が合わせやすいんです。
これは、フランジバックというイメージセンサーからマウントまでの長さが関係してきます。
レンズはそれぞれのカメラに合った造りをしていて、フランジバックの長さが違うとちゃんとピントが合わなくなるんです。
フランジバックが長いと短くできませんが、フランジバックが短ければ足して長さを調整することができます。
デジタル一眼レフよりもミラーレスの方がフランジバックが短いので、長さの調整がしやすいですね。
そのため、オールドレンズを使うなら、ミラーレスカメラで使うことをメインに考えた方がいいですよ。
そもそもマウントアダプターとはなに?
マウントアダプターとは、フランジバックの足りない長さを補う筒状のものです。
違うマウントでも着けられるよう、レンズ側とカメラボディ側で形が違います。
マウントアダプターの使い方
- 使用前に設定する
- レンズを付けてカメラに装着
- 絞りは絞りリングで調整
- ピント調整はマニュアル
マウントアダプターの使い方は、このような手順で行います。
①は順番は最後になってもいいのですが、最初か2番目位にやっておくと設定を忘れずに済みます。
それぞれの手順を解説していくので、確認していきましょう。
使い方①使用前にカメラの設定をする
マウントアダプター使い方①は、使用前にカメラの設定をすることです。
オリンパスのミラーレスなら設定は必要ないですが、他のメーカーのカメラだと設定が必要です。
カメラの設定としては、まずレンズなしレリーズ をオンにします。
デジイチやミラーレスは、レンズと電子接点で繋がることで装着していると判断しますが、マウントアダプターにはそのような電子接点はないです。
そのため、そのまま装着してもレンズがないと判断され、シャッターが切れません。
シャッターを切れるようにするためにも、使用する前にレンズなしレリーズをオンにしておきましょう。
使い方②レンズを付けてカメラに装着する
マウントアダプター使い方②は、レンズを付けてカメラに装着することです。
レンズをマウントアダプターに装着して、カメラに取り付けましょう。
または、カメラにマウントアダプターを装着してから、レンズを取り付けてもいいですよ。
レンズをアダプタに装着するときにそれなりに力を入れないとはまらないものもあるので、カチッと音がするまで回すのが大事です。
僕は、最初しっかりとレンズが装着されてなくて、危うくレンズが外れて落ちるところでした(汗)
使い方③絞りリングで絞りを調整する
マウントアダプター使い方③は、絞りリングで絞りを調整することです。
ミラーレスなどデジタル化されているカメラは、絞りの調整はカメラでできます。
しかし、カメラ側で設定できないオールドレンズを使う場合、レンズで絞りを調整しなければいけません。
オールドレンズには絞りリングがついており、これを回して絞りを調整します。
絞りリングは、レンズのフロント側にあったりリア側にあったりとメーカーとかによって違いがあります。
ちなみに、OMレンズはフロント側に絞りリングがありました。
使い方④ピント調整はマニュアルでする
マウントアダプター使い方④は、ピンと調整をマニュアルですることです。
マニュアルフォーカスのレンズなので当然ですが、ピント調整は自分で調整する必要があります。
はっきり言って、手持ち撮影でピント調整するのは大変なので、三脚の使用を推奨します。
そのため、ミラーレスでオールドレンズを使うのは、スナップ写真を撮るのに向かないので注意しましょう。
マウントアダプターの選び方
マウントアダプターはどれを買ってもいいわけではなく、ちゃんとマウントが合ていることを確認することが大事です。
レンズとアダプターのマウント形状、カメラとアダプターのマウント形状がそれぞれ一致している必要があります。
マウントアダプターを買うときは、その点に注意しましょう。
今回の場合はOMレンズをオリンパスのミラーレスで使いたかったので、レンズ側はOMマウントに対応し、カメラ側はマイクロフォーサーズマウントに装着できるアダプタが必要でした。
センサーサイズで焦点距離が変化
オールドレンズを使うときは、カメラのセンサーサイズによってレンズ記載の焦点距離が変わります。
フルサイズセンサーなら35mm換算しても焦点距離50mmなら50mmですが、APS-Cやフォーサーズでは違います。
レンズの焦点距離が50mmとき再査定手も、APS-Cセンサーのカメラに装着すると50mmなら×1.5倍(キヤノンは1.6倍)すなわち75mm(または80mm)、フォーサーズセンサーのカメラに装着すると×2倍の100mmになるんです。
うちで発見したOMレンズは50mmなので、オリンパスのセンサーはフォーサーズであるため2倍の100mmがフォーサーズセンサーのカメラを使ったときの焦点距離になります。
単焦点の標準レンズを手に入れたぜうへうへと喜びたかったんですが、実際は望遠(中望遠)レンズでした。
そのため現在は使う場面が限られてて、その点も意識してオールドレンズを選ぶことが必要になります。