スポンジケーキにはいくつかの種類がありますが、その一つがシフォンケーキ。
ジェノワーズとは違いバターを使わないので、ふわふわとした食感が特徴的。
ベーキングパウダーを使うレシピもありますが、今回はベーキングパウダーを使わない作り方の紹介。
シフォンケーキ:レシピ(シフォン型17cm)
材料 | 分量 |
卵黄 | 3個分 |
グラニュー糖 | 45g |
サラダ油 | 30g |
卵白 | 4個分 |
グラニュー糖 | 30g |
薄力粉 | 75g |
準備しておくこと
薄力粉はふるっておく。
オーブンは170℃に予熱しておく。
メレンゲを作る(1)

油気のないきれいなボウルに卵白を入れて、メレンゲを作る。
ボウルに油気が残っていると泡立ちにくいため気をつけよう。
卵白はそのままだとメレンゲを作りやすいですが、安定性がないためすぐに泡がつぶれてしう。
グラニュー糖が入ると安定性は良いが、泡立ちにくい。
そのため、最初は少量加え泡立て、ある程度固さが出てきてからグラニュー糖を加えていくことで泡立てやすい。
ハンドミキサーやスタンドミキサーなどがあると、力が強いので気にしなくてもいい。
卵黄・グラニュー糖を混ぜ油を加える(2)

まずは卵黄とグラニュー糖を、白っぽくなるまで混ぜる(ブランシール)。

白っぽくなったらサラダ油・バニラエッセンスを加え、よく混ぜて乳化させる。
1と2を混ぜる

2のブランシールしたものに、メレンゲの1/3の量を加えて混ぜる。
こうすることで固さを近づけることができるので、混ざりやすくなる。

残りのメレンゲを加えて混ぜる。
ホイッパーで軽く混ぜてからゴムベラで混ぜるようにしよう。
薄力粉を加える

薄力粉を2回に分けて加えて混ぜる。
軽い生地なので、分ける回数を増やすと気泡がつぶれすぎる恐れがある。
そのためできるだけ薄力粉を分ける回数は少なくして、混ぜるようにしたい。
型に流し入れて焼く

型に流したら、竹串を2~3周させて余計な空気を抜くとともに、表面をできるだけ平らにならそう。

そうしたら170℃のオーブンで、30~35分焼く。
今回は33分焼いている。
型を逆さまにして冷ます

焼き上がったら型を逆さまして冷やす。
瓶にぶっ刺して冷ましてもいいよ。
逆さまにして冷やすのは、自重でつぶれないようにするため。
シフォンケーキを冷やすときは、これだけは覚えておこう。
型から外す

中心部は竹串で動かして型からはがす。

外側はパレットナイフを上下に動かしながら剥がしていきましょう。
そしたら底の下から押して、型を分離させる。
底面もくっついているので、パレットナイフで同じ要領ではずしましょう。
型には何も塗らない
シフォンケーキは自重でつぶれないようにするため、逆さまにして冷やす。
そのため型にちゃんと生地がくっついていることが重要。
シートを敷かなかったり、バターを塗らなかったりするのはそのためです。
軽い食感のお菓子なので、そのままじゃ食べた気があまりしません。
ホイップクリームなどを添えて、少しボリュームを出して食べるのがおすすめ。
クリームが余ったらクレープにして食うのもありです。
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