スフレチーズケーキを作るときに膨らまなかったり、焼き終わった後にしぼんでしまったこともあるんじゃないでしょうか?
そこで今回はスフレチーズの失敗しない作り方を紹介します。
ポイントは次の4つ
- メレンゲは角が立つまでしっかりと泡立てること
- 薄力粉を加えたら混ぜすぎないようにすること
- メレンゲを加えたら混ぜすぎないこと
- 焼き終わったらオーブンに入れたまましばらく放置すること
これらのポイントを押さえて作っていきましょう。
スフレチーズケーキのレシピ(丸型18㎝)
材料 | 分量 |
クリームチーズ | 250g |
牛乳 | 30g |
無塩バター | 40g |
グラニュー糖 | 85g |
薄力粉 | 20g |
レモン汁 | 15g |
卵黄 | 3個分 |
メレンゲ | |
卵白 | 3個分 |
グラニュー糖 | 25g |
準備しておくこと
- クリームチーズは電子レンジで温めておくこと
- 無塩バターと牛乳は湯銭にかけておくこと
- オーブンは200℃に予熱しておくこと
- 型にクッキングシートを敷いて、型の高さの1.5~2倍くらいの幅のクッキングシートを貼り付けておくこと
- お湯を沸かしておくこと(焼くときに天板にお湯を張るため)。
※クリームチーズを温める際は、熱が伝わりやすいように均一な厚さにカットして、深めの皿にいれラップをする(ラップをする際はクリームチーズにくっつかいないように)
500wで1分、皿の向きを変えて500wで1分、ラップの上から指で押してみて中心が柔らかくなってなければ追加で30秒~温める。
使う道具
- ボウル
- ゴムベラ
- ホイッパー
- ハンドミキサー
- 裏ごし器
お菓子作りに使う道具は別の記事でも紹介してるので、そちらも参考にしてみてください。
スフレチーズケーキの作り方
- メレンゲを作る
- クリームチーズを加熱して柔らかくする
- 牛乳とバターを加えて混ぜる
- グラニュー糖を加えて混ぜる
- 薄力粉を入れてさっくり混ぜる
- レモン汁を入れて混ぜる
- 卵黄を入れ混ぜて濾す
- メレンゲを加えて混ぜる
- 170℃のオーブンで45分湯銭焼き
スフレチーズケーキは、上記手順で作っていきます。
詳しくは読み進めて確認しましょう。
①卵白を泡立てメレンゲを作る
油気のないきれいなボウルに卵白を入れて、しっかりと角が立つまでメレンゲを泡立てます。
メレンゲの角が立つまでしっかりと泡立てることが、スフレチーズケーキを膨らませるためには重要です。
メレンゲを作るときは、ボウルに油気が残っていると泡立ちにくいため、ボウルに油気が残らないように綺麗に洗っておきましょう。
メレンゲの作り方は、最初はグラニュー糖を少量加え泡立て、ある程度固さが出てきてからグラニュー糖を2回くらいに分けて泡立てていきます。
ハンドミキサーやスタンドミキサーなどは、泡立てる力が強いのでグラニュー糖を分けて入れなくても大丈夫です。
卵白はそのままだとメレンゲを作りやすいですが、安定性がないためすぐに泡がつぶれてしまいます。
また、卵白はグラニュー糖が入ると気泡の安定性は良いですが泡立ちにくくなるという特性もあり、これらをよく理解してメレンゲを作るのが大事ですよ。
②クリームチーズをレンジにかけて柔らかくする
皿にクリームチーズを入れてラップをして、レンジで温めて柔らかくします。
クリームチーズが柔らかくなったらボウルに移して、ホイッパーでなめらかになるまで混ぜましょう。
クリームチーズを、レンジでしっかりと温めて柔らかくしないと、固まりが残ったりするので注意が必要です。
③クリームチーズに牛乳とバターを加えて混ぜる
クリームチーズを滑らかにしたボウルに、湯煎にかけた牛乳とバターを加えてよく混ぜ生地を作っていきます。
ここでくしっかりとよく混ぜて、液体と固形に分かれてないようにすることが大事です。
バターがちゃんと溶けているのを確認してから、クリームチーズに加えましょう。
④生地にグラニュー糖を加えて混ぜる
グラニュー糖を生地に加えて、混ぜていきます。
生地が温かいのですぐにグラニュー糖が混ざるので、混ぜたら次の作業にいきましょう。
写真のグラニュー糖が少ないのは、メレンゲ用と間違えたからです(笑)
ボケーっとしてるとよく間違えちゃうので、間違えないように気を付けることが大切ですよ。
⑤生地に薄力粉を加えてさっくりと混ぜる
生地に薄力粉を入れたら、さっくりと混ぜていきます。
後で濾すので薄力粉は振るっていませんが、気になる場合はふるってOKです。
粉けがなくなるまで混ぜたら次へ進みます。
⑥生地にレモン汁を加えて混ぜる
生地にレモン汁を加えて、よく混ぜます。
こちらも、レモン汁が生地と馴染む程度で大丈夫です。
⑦生地に卵黄を混ぜて濾します
生地に卵黄を加えたら、全体になじむようによく混ぜましょう。
そして濾していきます。
濾すのは、クリームチーズと薄力粉のダマをなくすためです。
ここで濾すことで、口当たりの良いスフレチーズケーキを作ることができます。
この後、生地にメレンゲを加えるので、大きめのボウルに濾し入れるようにしましょう。
小さいボウルだと容量が足りなかったり、混ぜるのが面倒だったりするので注意が必要です。
⑧生地にメレンゲを加えて混ぜる
生地にメレンゲを一度に全部入れ、ホイッパーで全体が馴染むくらいに混ぜます。
生地にメレンゲを少し加えて濃度を近づけてから、再度メレンゲを加えてゴムベラで混ぜるのでも全然いいのですが、この記事では手軽にできるようにしています。
ある程度、生地とメレンゲが混ざったら、ゴムベラでなるべく気泡をつぶさないように混ぜましょう。
メレンゲを加えてから混ぜすぎると気泡がつぶれすぎて、膨らまない原因になるので注意しましょう。
その後、生地を型に流し入れます。
型に流し入れた直後は大きな気泡が入っているので、台に軽く叩きつけて内部の空気を抜きましょう。
⑨170℃のオーブンで45分湯煎焼きにする
焼く時は湯煎焼きにしますが、天板に直接お湯を入れると深さが足りません。
そこで、ある程度の深さがあるバットを用意して、そこにお湯を張るようにすると天板よりもお湯の深さを出すことができて、柔らかく熱を伝えることができます。
そしたら、200℃に予熱したオーブンの温度を170℃に下げて、45分湯煎焼きしましょう。
高温で焼くと表面が割れることがあるので、170℃で割れるようなら表面が色づいてきたら160℃に下げて焼くのも選択肢ですよ。
焼き終わったらそのままオーブンに入れて、予熱でしっかりと熱を通しましょう。
焼き終わった後でもオーブンに入れておくことで、しぼむことを防ぐことが可能です。
あとは適当なサイズにカットして食べるだけです。
カットするときは包丁を温めると綺麗に切れるので、切り口がボロボロになる場合は包丁を温めてから切るようにしましょう。
包丁を温めると油脂を熱で溶かすことができ、切り口を滑らかにすることができます。
ただし、一回一回包丁を綺麗に拭いて温めなおすことが必要なので、そこも押さえておきましょう。
シャルロット風スフレチーズケーキ
型の周りにビスキュイを巻くことで、シャルロット風スフレチーズケーキにすることができます。
また、底もスポンジを敷くことで、味気なさを解消することができますよ。
写真はクリームチーズの量が少なかったので、ビスキュイの高さを低くしています。
分量通りに作るなら底に敷くスポンジは1cm厚位、側面のビスキュイは型の高さから1cm位高くするようにしましょう。
生地の分量が分量が少なくても、焼き上がりはこんな感じになります。
ビスキュイ、スポンジケーキの作り方は別の記事で紹介しているので、そちらも参考にしてください。
メレンゲを作るときにハンドミキサーは必須
メレンゲを作るときに、ハンドミキサーはなくてはならいものになります。
ハンドミキサーは、泡立てる力が強いので速くメレンゲを作ることができますよ。
手動でメレンゲを作るとなると、時間がかかってしまうだけでなく、とてつもなく腕が疲れます。
そうなるとその後の作業も大変なので、簡単に泡立てることができるハンドミキサーはおすすめです。
まとめ:スフレチーズケーキは意外と簡単に作れる
スフレチーズケーキは使う材料がちょっと多いですが、手順は基本的に順番に混ぜていくだけなので簡単です。
ポイントである、
- メレンゲは角が立つまでしっかりと泡立てること
- 薄力粉を加えたら混ぜすぎないようにすること
- メレンゲを加えたら混ぜすぎないこと
- 焼き終わったらオーブンに入れたまましばらく放置すること
上の四つを押さえておきましょう。
材料が多いということは材料を量るのが面倒というだけで、難しい作業があるわけではありません。
クリームチーズがあったら、スフレチーズケーキを作ってみましょう。